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大塚家具騒動に見る考察

どうもマスコミの報道で本質が見えてこないので、昨今の大塚家具のお家騒動と言われている問題について、大塚久美子社長が発表したとされる中期経営計画を見てみた自分なりの考察をしたいと思います。

事の発端は、大塚勝久会長と娘の久美子社長の経営方針の違いからくる対立が激化しているというもの。
報道を見る限りでは、どちらにもある程度の言い分があるように見えます。
ということで、現状確認できるプレスリリースから探ってみようと思います。

<大塚家具中期経営計画プレスリリース>

http://www.idc-otsuka.jp/company/ir/tanshin/h-27/h27-2-25.pdf

これを見る限りの大塚家具の戦略は・・・(要約)
・低価格マーケットに流出したターゲット層の戦略的取り込み
・戦略的方向性
 ①既存店改革(敷居の低さを体現・新規エリア出店)
 ②専門店化
 ③BtoB強化

中期経営計画策定の背景
・日本市場におけるマーケット環境の変化
・消費者の消費行動の変化
・大塚家具ビジネスモデルの陳腐化

これを見る限りの考察(私見)
・ロジックは明確でイロジカルなところは見られない
・勝久会長曰く「IKEA/ニトリ」を意識すると失敗する、という視点は見られない
・②③を見る限り、戦略的な意図を感じる

中期経営計画に示されている方針で足りないと思われる点
・ 現状のマーケットの状況をみた動きがメインで将来の動きを予測した動きには見えないため今後は将来のトレンドを見据えて戦略的に動く必要がある

従って、勝久会長が会見で語っている見立てと中期経営計画の内容は大きく食い違っているように感じざるを得ず、どうも経営的な意図と違う考えからくる動きに感じてしまいます。

これらの動きから見るに、勝久会長の思考回路に「サンクコスト」のバイアスが支配した意思決定をしているように感じますし、結局現社長に任せきれない創業者の悪い側面が出ているように感じます。

この会長の考えは、現在の持株比率にも表れていて、これらを是正しない限り今後の経営の舵取りの大きな足枷にもなりあると感じざるをえません。